麒麟の紋章
「器」 「僕の責務」
大量に舞い込んできた声の中、父上と母上の言葉は
僕に、大きな鎖をつけた。
――何を信じればいいんだろう?
その国でも最高位と呼ばれる獣王・麒麟と契約した少年。
契約を境にして、彼は”信じる”ことをやめた。
自分を守るために。
そんな少年の足跡。
最終更新
二章 間章 2
じゃあ、どうしろと。
僕が自分を構成するには”あいつ”を切り離すしかなかった。
僕の抵抗。
闘争。
僕の小さな戦いは、終りを見せ始めていた。
登場人物まとめ
一章(始まり)
1 2 3 4 5 6 7 8 9 終章
二章(麒麟と御子と疾風)
1 2 3 4 5 6
間章−1 2
改訂前 & 昔の短編集